Ryzen 7 9800X3Dが手に入ったので新しいPCを組んだ件

Ryzen 7 9800X3Dを装着したところ

前回、PCを新調してからまだ3年経ってないのですが、日本上陸当日のRyzen 7 9800X3Dの抽選に勝ててしまったので新PCを組んでしまいました。ようやくブログを書ける程度に新環境の構築が一段落したので、新PCの構成やらベンチマークでの比較をしていきたいと思います。続きから詳細へどうぞ。

新旧PCの構成

新PCはRyzen 7 9800X3Dが当たったので気分が良くなってしまって、ノリで決めたパーツがいくつかあります。特にメモリの64GBですね。電源も大概オーバースペックですが、こちらは店頭でのセール品で850Wの電源とほぼ同価格だったので採用しました。あとは初めての簡易水冷クーラーです。設置に四苦八苦しましたが9800X3Dは空冷でも十分冷えるとの噂もありますね。グラボはモンハンワイルズのオープンベータテストを受けて、しっかりとRTX 40シリーズにしました。そしてサウンドインタフェースのみ流用です。

新PC 旧PC
CPU AMD Ryzen 7 9800X3D AMD Ryzen 5 3600
メモリ Crucial DDR5 Pro(DDR5-5600 32GB×2) ?(DDR4-3200 16GB×2)
マザボ MSI MAG B650 TOMAHAWK WIFI ASRock B550 Phantom Gaming 4
グラボ NVIDIA GeForce RTX 4070 Super NVIDIA GeForce RTX 3060
電源 thermaltake TOUGHPOWER PF3 1050W Platinum FSP ? 550W Gold
CPUクーラー DeepCool LT720 CoolerMaster HYPER H412R
ストレージ MSI SPATIUM M482 2TB SUNEAST SE900-50 2TB
サウンド Focusrite Scarlett Solo 4th Gen Focusrite Scarlett Solo 4th Gen
ケース Antec P20CE
OS Windows11 Home(24H2) Windows 10 Home(23H2)

ベンチマーク

CrystalDiskMark

まずはシステムストレージの速度をチェックしました。ベンチマークソフトはCrystalDiskMarkです。

新PCのシステムストレージの速度
旧PCのシステムストレージの速度

旧PCのストレージは使用率70%くらいはある状態であることに注意が必要です。対して新PCのストレージはWindows11を入れてベンチマークソフトをちょろっと入れたくらいの使用率です。若干新PCのほうの速度が上ですがNVMeのSSDなだけあって隔世の感はないですね。

Cinebench R23

お次はCPUの性能チェックの1つ目です。ベンチマークソフトはCinebench R23です。現在は新しいバージョンが出ていてダウンロードができない状態なんですけど、ちょっと前まで頻繁に使用されているベンチマークソフトなので採用しました。

新PCでのCinebanch R23の結果
旧PCでのCinebanch R23の結果

CinebenchはSingleならクロック数、Multiならコア数が多いほど高い数値が出やすい傾向があるので、単純にそれぞれ上がっている分は高くなっている感じです。とはいえSingleで1.76倍、Multiで2.62倍のスコアが出ると気持ちいいですね。

Cinebench 2024

続いてCPUの性能チェックの2つ目です。ベンチマークソフトはCinebench 2024です。割と最近リリースされたらしいのですが、R23と比べるとかなり負荷が高いベンチマークになっている印象です。

新PCでのCinebanch 2024の結果
旧PCでのCinebanch 2024の結果

Cinebench 2024は新しくGPUのベンチマークも取れるようになっていました。CPUのスコアはR23のそれとほぼ同傾向ですね。GPUはこの後更にベンチマークしますけど、2.33倍強くなっているようです。

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編

ここからはゲーム系のベンチマークソフトを回した結果になります。まずはずっと取ってあるFF14の古いベンチマークソフトです。2013年頃のものらしいですよ。画質を最高品質、FHDの仮想フルスクリーンに設定して実行しました。

新PCでのFF14新生エオルゼアベンチマークの結果
旧PCでのFF14新生エオルゼアベンチマークの結果

VRAMを4GBしか認識していないように見えますが古いソフトなのでそこはご愛敬です。新PCでは2.06倍のスコアが出ました。見ていた感じも、まだかなり軽い頃のFF14なので楽々でした。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

お次はFF14ベンチマークの最新版を実行した結果です。こちらも最高品質のFHD仮想フルスクリーンに設定しました。NVIDIA GPUなのでDLSSも有効にしてあります。

新PCでのFF14黄金のレガシーベンチマークの結果
旧PCでのFF14黄金のレガシーベンチマークの結果

こちらではスコア比は2.56倍になりました。描画負荷が上がっているのとDLSSの対応バージョンの差が出たのかなと思います。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK

ゲーム系の最後としてFF15のベンチマークを走らせました。高品質、FHDのボーダレススクリーンに設定して実行しました。

新PCでのFF15ベンチマークの結果
旧PCでのFF15ベンチマークの結果

FF14のベンチマークソフトと比べると、かなり描画が重たいように見えました。こちらは2.34倍のスコア比になりました。旧PCと比較するとゲーム性能は大体2倍強になっていると思って良さそうです。

Stable Diffusion WebUI Forgeによる画像生成速度

ベンチマークのラストを飾るのはStable Diffusion WebUI Forgeでの画像生成速度の比較になります。AI画像生成速度はほぼGPUの性能に拠るものと思って良いので、これは純粋なGPU性能のベンチマークになるはずです。生成の条件はSDXLモデルを使って、サイズ896x1152、ステップ20に設定しました。モデルの読み込み時間は無視してます。

新PC GeForce RTX 4070 Super 旧PC GeForce RTX 3060
約5秒 約16秒

3倍ちょい速くなりました。流石に無茶苦茶生成が捗るようになりました。新PCを組んだ理由の2つ目がAI生成諸々で遊ぶためなので、これは満足度も3倍以上になりますわ。


まとめ

新PCはモノ凄くスペックが高いことが分かりました。性能は2倍以上上がりましたが、ぶっちゃけ合計価格も2倍くらいなのでコスパが良いのか悪いのかは分からないですね。ただとりあえずの満足度と、この先プレイしていくゲームでの快適度を想像すると良い買い物だったなと思うところです。あとはWindows11と戦うだけです。なんで毎度変なUI変更をするのか分からないですよね…。

それでは。