グラフィックボードを交換した件

GeForce RTX 3060の箱

今界隈で話題のStable Diffusionをイジりはじめたら想像以上に面白かったせいで、ついカッとなりグラフィックボードを新調してしまいました。Stable Diffusionをローカルにインストールした次の日にツクモへ寄って買ってきましたからね。判断が早い!というわけでベンチマークなど取りましたので続きに詳細を書いていきます。

GeForce GTX 1650 から GeForce RTX 3060 へ

最寄りのツクモに行くとRTX 3060が正月特価の税込47000円で展示してあり思ったより安かったので、つい買ってきてしまいました。Stable Diffusionを満足に動かすための必要スペックは何を置いてもVRAMの容量だと聞いていたので12GBのモデルを選びました。使っていたGTX 1650は4GBだったのでStable Diffusionはギリギリ動くものの制限がキツかったんですよね。

というわけでグラフィックボードを換えたものの主目的はVRAMで3D性能ではないのでした。でも、一応ベンチマークを回しておきますよ。

ベンチマーク

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編

PCの基本的な構成は現PCを組んだ時の記事を参照してください。グラフィックボード以外の構成は変わっていません。

2013年頃のベンチマークソフトなんですけど記録が残っているベンチマークは少ないので今回も採用です。最高画質に1920x1200のフルスクリーンという設定です。

GeForce GTX 1650 GeForce RTX 3060
13315 21954

古いソフトなせいかRTX 3060のVRAMを4GBと認識していましたが動くことは動いたので記録を取ってあります。2倍とまでは行かないもののかなり性能が上がりました。VRAMを正確に認識してなくても性能は出るものなんですね。

FINAL FANTASY XIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク

引き続きもう少し新しいベンチマークソフトでの計測をしました。2021年頃のソフトになるようです。こちらも最高画質に1920x1200のフルスクリーンで計測しました。

GeForce GTX 1650 GeForce RTX 3060
9666 15579

ソフトの新旧はあまり関係ないのか同じような結果が出ました。3D性能は約1.6倍になったと言って良さそうです。

参考記録: Stable Diffusionによる画像生成速度

最後に具体的なベンチマークソフトではないのですが今回の主目的だったStable Diffusionによる画像生成速度がどの程度上がったかを記録しておきます。条件がサイズ512x512、ステップ20、アップスケールなしで1枚画像を生成するのにかかる時間です。

GeForce GTX 1650 GeForce RTX 3060
約3分 約5秒

3D性能とは違いこちらは約36倍も速くなりました。グラフィックボードを使ったAI画像生成ではVRAMの容量がモノを言うという証左になっていると思います。おかげでプロンプト研究やらパラメーターの実験が捗るようになったので満足度は相当高いです。しばらく遊んでいけますね。


まとめ

そんな感じでグラフィックボードを交換した話でした。AI画像生成界隈を先取りするための先行投資としては悪くないのではないでしょうか。画像生成だけではなくモデルの学習とかマージとかいろいろなことに使っていければいいなと思っています。Stable Diffusion自体に関する記事もぼちぼち書いていきたいですなぁ。

それでは。