メモリをオーバークロックしてみた 読み書き速度編
結局メモリのオーバークロックって効果あるのか?
と思ったので設定を変えつつベンチマークを取ってみました。結論から言うと、効果はある…のか?でしたが、まとめていきますので続きから詳細へどうぞ。
PCの構成と使用したベンチマークソフト
先日組んだ新PCで計測しました。PC構成の詳細はリンク先を見てください。とりあえず、今回注目したメモリはCrucial DDR5 Pro(DDR5-5600 32GB×2)です。
メモリのベンチマークソフトはRAM Benchmarkを使用しました。メモリの速度を計測するだけのシンプルなヤツです。
ベンチマーク
初期設定の場合
まずは初期設定、つまり各種設定をAutoにしたままの時のベンチマークがこんな感じになります。これを基準に見ていきます。
EXPOを設定した場合
お手軽なメモリのオーバークロック方法であるAMD EXPOを設定した場合の結果です。具体的な設定は、5600MT/s CL46-45-45-90になっていました。
そして、その効果と言えば…完全に誤差の範囲でした。雲行きが怪しくなってきました。
Memory Try It!でオーバークロックした場合 その1
MSIのマザーボードに内蔵されているメモリのオーバークロック設定がMemory Try It!です。その設定の1つとして、6000MT/s CL42-44-44-84を選んだ場合がこの結果です。
……効果が見られないですね。
Memory Try It!でオーバークロックした場合 その2
最後の望みを賭けてMemory Try It!の設定を1つ上げてみました。具体的には、6400MT/s CL38-45-45-90です。
ちょっとだけ速度が上がっているように見えます。ちょっと=1%くらいですけど…。
まとめ
というわけで、うちの環境で少なくともメモリの読み書き速度的にオーバークロックの効果はほぼ無いことが分かりました。これはベンチマークソフトの特性なのか、それとも近頃のマザーボードが優秀でよしなにしてくれているのかは分かりません。
こんな結果だったのでメモリメーカーが用意してくれているEXPOの設定を使うことにしました。メーカーが言っているんだから安定の範囲だという判断ですね。
また気分が乗った時にレイテンシーを計測してみようかと思っています。ベンチマークソフトはOCCTを使おうかと思っていますが、他に何か良い計測ソフトがあるなら教えていただけると幸いです。
それでは。